中国甘粛省蘭州で、2019年の夏に、動物用ブルセラ症ワクチンの生産のために保管していたブルセラ症菌が漏洩したと、2020年9月15日に発表しました。
関係者約21000人を検査した結果、約3000人が感染していたとわかったそうです。
感染者のうち症状があった人がいるかどうかは不明とのことです。
ブルセラって聞くと、違うものを思い出してしまうので、
ブルセラ症菌について調べてみました。
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ブルセラ症菌は人に伝染る?
人獣共通感染症ということで、人に移ります。
病名は、波状熱やマルタ熱が知られています。
海外に行った日本人や、海外から来た外国人が発症することがあります。
国内の菌から感染したというれいは近年みられません。
また、ヒト-ヒト感染は極めてまれです。
ブルセラ症菌って何?どんな症状?
ブルセラ症にかかったときの主な症状は、発熱、倦怠感です。
潜伏期間は通常1~3週間、長いときは数ヶ月に及び、インフルエンザのような症状です。
腰痛などがでることもあり、治療しない場合は致死率5%です。
紀元前400年頃の書籍にも、ブルセラ症だと思われる疾患の記述があり、
古くから有効していた菌だと考えられています。
最近、2類とか5類とかが話題になっていますが、
ブルセラ症菌は4類感染症です。