オランダ北部、人里離れた農家の地下室で、男性とその成人の子供6人が警察により発見されました。
この親子は9年間に渡って地下で終末を待っていたそうです。
子供6人の年齢は18~25歳。
9年前からということは、9~16歳の頃に、この生活は始まったと考えられます。
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発見の経緯
息子のうちの1人(長男)が混乱した状態で近所のパブを訪れ、ビールを5杯飲み、9年間家の外に出たことがないということで、助けを求めたことにより、この家族は発見されました。
長男がパブを訪れたのは、これが初めてではなく、過去に何度か訪れていたようです。
長男によると全員男というわけではなく、複数の弟と妹がいるとのことで、他に人間が存在することを知らない子供もいたそうです。
母親がいたのかどうかは明確ではありませんが、敷地内の埋葬されている可能性があるということで調査されています。
隣人は、男性1人で暮らしていると思っていたそうです。
外界とまったく接触せず、菜園とヤギ1匹による完全自給自足の生活だったという話もありますが、家族以外の人が、食料やお金を与えることで生きているという情報もあります。
また、父親は数年前に脳卒中を起こし、ベッドに横たわっていたとのことです。
こちらが一家が暮らしていた家をドローンで撮影した映像です。
正確な住所はわかりませんが、
ルイナーウォルドの近くのベルグハイゼンの集落
道路からほんの少し離れた農場
農場には未舗装の道路を介してのみアクセス可能
という記述により、Google Mapで場所を特定しました。
近くにほどんど民家はないようですが、地上にでることができれば、他に人間がいそうだということはわかりそうに思えます。
地下に監禁状態だったのでしょうか?不思議です。
終末って何?
‘waiting for the world to end’=世界の終わりを待っていた。
というのが、地下室で生活を続けていた理由です。
おそらくキリスト教の終末を待っているということです。
終末論は宗教ごと、宗派ごとに違いますが、キリスト今日の場合は、大雑把に言うと以下のような感じです。
天変地異によって世界が滅び、イエスが復活、イエスを信じる者がイエスと主に天国に。
ということで、天国に行けると思ったのでしょう。