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ジェンダーギャップ指数で日本が後退って言うけどほんとに男女不平等?

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ジェンダーギャップ指数2019で日本は121位だったそうです。
先進国で最低レベル、G7で最下位の男女ギャップとのことです。
ジェンダーギャップ指数というのは、文字通り男女の違いをいろいろな項目で調べて、
違いが少なければ少ないほど、1に近づく、総合的に1に近い国が男女平等であるという思想を元に集計した値です。
経済、教育、健康、政治の4つの分野のデータから作成され、0が完全不平等、1が完全平等をとなります。
そして、それらをすべて合わせた総合の指数によるランクが今回121位だったとのことです。

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ジェンダーギャップ指数が低いことは悪いことなのか?

日本の過去の推移を見ると、この数字は徐々に悪くなってきています。
2006年には総合で80位だったのが2018年には110位、2019年には121位です。
対称は149ヶ国なので、最下位は149位ということになります。
この調子で推移していけば、2030年頃には最下位になるかもしれませんね。

男女を各項目で調べて、同じなら1違うなら0、全てが同じなら1になります。
男性と女性というそもそも異なる存在が全く同じであることが本当に平等と言えるのかという疑問がありますが、
それいぜんにそもそも、このジェンダーギャップ指数というものが意味のある数字なのか検証してみます。

ジェンダーギャップ指数の各項目

ジェンダーギャップ指数は英語でGender Gap Index(GGI)といいます。
内訳は経済、教育、健康、数字です。
それぞれの各項目は以下です。

●経済
-労働力率
-同じ仕事の賃金の同等性
-所得の推計値
-管理職に占める比率
-専門職に占める比率
●教育
-識字率
-初等教育在学率
-中等教育在学率
-高等教育在学率
●健康
-新生児の男女比率
-健康寿命
●生治
-国会議員に占める比率
-閣僚の比率
-最近50年の国家元首の在任年数

まず一番疑問に思うのが、新生児の男女比率です。
これが1に近ければ男女平等なのでしょうか?
新生児の男女比率が低いほうが男性の方が多い割に、
女性の比率が高いということになるので、新生児の男女比率は他の値の逆の作用をします。
実際には新生児の男女比率は1より小さくなります。
これは、男性の方が生物的に弱いので、多めに生まれるという自然の成り行きです。
その結果、健康寿命は女性の方が長いので、1より大きくなります。

次に疑問に感じるのが政治の項目を大きく取り扱い過ぎではないかということです。
政治家の半数が女性になることと、経済の労働力の男女比が1になることが、同等レベルに評価されています。
仮に男女の社会参加が半々になることが平等だと考えるのなら、別に政治家も通常の労働力に混ぜて考えても良いような気がします。

同じ仕事の賃金の同等性に関しては、本当に全く同じ仕事をしていて賃金が違うというのであれば、
男女平等であるかどうかの指標になると思います。
なんだか全体的によくわからない指標だというのが個人的な感想です。

ジェンダーギャップ指数が1になれば幸せなのか?

ジェンダーギャップ指数が1になったら、幸せになれるのでしょうか?
男性と違って、妊娠したら10ヶ月は無理してはいけないし、毎月生理もあるのに、男性と同等に働く必要があるのでしょうか?
本当に大半の女性たちが、社会に出て働きたいと考えているのか?
私は疑問を感じます。
男性でも女性でも同じだと思いますが、別に働かなくてもいいなら働きたくないという人もたくさんいます。
子供が小さい頃は、ずっと子供を見守っていたいと考える人だっています。

私も幼児2人に毎日絡まれていてわかりますが、朝から会社にいって帰ってきて、子供の相手を機嫌よくすることができる人は、そうとうハイスペックな人間です。
朝早く起きて朝ごはんを作り、寝起きでぐずる子供に朝ごはんを食べさせて、子供を保育園に連れて行ってから、職場に行き、帰りに子供を迎えに行って、
自宅についたら晩ごはん、子供をお風呂に入れたり歯を磨いたりして、疲れ果てて眠る。
週末には溜まった洗濯などをこなす。
こんなことを、何年も余裕でできる人間がどれだけいるのか疑問です。

普通の人は、会社に行って帰ってくるだけで疲れ果てていたりします。
体力がある男性でも週末は一日中ゴロゴロして身体を休めている人もいます。
男性と比較して、体力や筋力が弱い女性が男性と同じように会社に行って、同じように働いて、子供も産んでといったことを求める社会は、男女不平等社会だと感じます。







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