アファメーションは頭の中で唱えるだけでも効果はありますか?
このような疑問を持つ人がたまにいます。
まず、結論を先に書きますが、頭の中、心のなかで唱えるだけでも十分効果があります。
逆に言うと、声に出して唱えていても効果がない場合もあります。
頭の中で唱えると効果が薄いように感じるかもしれませんが、
私の考えでは、むしろ漫然と口で唱えるよりも効果が高いです。
口で漫然と唱えている場合、頭の中で逆のことを考えることが可能ですが、
頭の中で唱えていれば、心で否定することが困難になります。
なので、むしろ口で唱えるだけ、音声を聞くだけの場合に頭の中で否定しないように注意する必要があります。
今年は、変な都知事が三密とか言っていましたが、
真言密教に「三密加持」という方法があります。
真言密教における三密は、「身密(しんみつ)」「口密(くみつ)」「意密(いみつ)」です。
手で印を結ぶことを身密、真言を口で唱えることを口密、御本尊の姿を思い描くことを意密といいます。
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3つのことを同時に行うことで、雑念が浮かびにくくなる効果があります。
なので、アファメーションも、何か単純作業をやっているときに、口で唱えながら、
頭の中で、願望が実現した状態をイメージするという三密アファメーションをすると、効果が高くなるでしょう。
さらに、耳から聞けば、四密、アファメーションの文を目の前に置いておけば、五密となって、
潜在意識に強力にうえつけることができます。
こんなことをいうと、五密なんてやる暇がないと、諦めてしまう人もいるでしょう。
それよりも、アファメーションをやることが重要なので、できる範囲でやるとよいです。
アファメーションをするときに重要なのは否定的な感情が浮かばないようにすることですが、
否定的な感情を消そうとすると、余計に浮かんでしまうことがあります。
そうなるくらいなら、一旦否定的な感情を消すことを諦めて、別のことに注意が向くようにするとよいです。
アファメーションしながら、否定的な感情が浮かんでくるときは、体がこわばっていることが多いので、
息を吐くときに力を抜いて、頭の中も空っぽにできるようにすると、うまくできます。
こちらの記事も、アファメーションのときに、否定的な感情が浮かばないようにするには参考になります。
アファメーションのときに、否定的な感情を消すことと同じくらい重要な、
願望実現のプロセスを考えてはいけないという点にも注意してください。