アマガエルの毒で失明？目をこすってしまったときの対処法

ヒキガエルに毒があることは有名ですが、アマガエルに毒があることは意外と知られていません。
ただ、どちらの蛙も子供の頃、普通に触っていましたよね。
30年前は、ランドセルに入れるいたずらとか普通にありました。
でも、毒があるとなると、子供の安全のためにも、一通り知識をまとめておく必要があります。
ということで、今回は、アマガエルの毒に関して記述します。

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アマガエルの毒はどこにあるの？

背中の皮膚にあります。
アマガエルの毒と言われる物質の成分は、フグとかヒキガエルのような神経系の毒とは違います。
ちなみに梅雨によく見かける緑でかわいいのはニホンアマガエル（日本雨蛙）です。
両生類は、皮膚が弱く、粘膜で全体を覆ったような身体をしています。
そのため、体内に侵入した微生物などから見も守るため、抗菌剤のようなタンパク質が分泌されています。
オタマジャクシに毒があるという情報は見たことありません。
ヒキガエルの場合、卵、オタマジャクシにも毒があり、中国でヒキガエルの卵を食べた女性の死亡例があります。

どのくらい危険？

皮膚から分泌しているの成分は、抗菌ペプチド、抗菌性ヒストンといったタンパク質です。
皮膚に受けた刺激により分泌し、侵入しようとする微生物の細胞膜を溶かします。
これらの物質は、細胞を溶かす作用があるので、口や目、粘膜などについてしまうと、激しい痛みを感じ炎症を起こしてしまいます。
手に傷があるときも注意です。
自分自身の毒で皮膚が溶けるということはないようです。

失明の恐れがあるとニュースでは騒がれていますが、調べてみたところ、実際に失明したという事例の報告をみつけることができませんでした。

アマガエルを触ってから目をこすってしまったらどうすればいい？

子供がアマガエルを触ってから目をこすったら、まぶたがものすごくはれてしまったことがあります。
翌日には腫れが引いたので良かったですが、目が痛いとなったときは、とりあえず水で流したほうが良さそうです。
目薬は化学反応でどうにかなりそうだから、とりあえず水にしておいたほうが良さそうです。

私も先日、川遊びして、いろいろな生き物を触ったあとで目をこすったら、帰りの車の運転中、目が痒すぎて運転できなくなりました。
そして、目薬をさしたらすぐに治りました。
その時触ったのは主に魚ですが、外で生き物を触ったときは、手をすぐに洗ったほうが良いということを学びました。

カエルにオシッコをかけるとあそこが腫れると聞いたことがありますが、たぶん、順番が逆ですね。
カエルを触ってから手を洗わずにおしっこをするとあそこが腫れる。
男の子は気をつけましょう。

ペットがカエルを食べたらどうなる？

幼児や小学校低学年も心配ですが、家で飼っている犬や猫も心配ですね。
もし食べてしまったら？
早急に吐き出させましょう。
自分から吐き出すこともあります。
アマガエルのだと確実にわかっていれば、吐き出せばほとんど問題ないのですが、ヒキガエルの可能性がある場合は、病院につれていきましょう。

人間はアマガエルを食べることができる？

食用のカエルはウシガエルです。
ウシガエルでも、皮を剥いてから調理するので、アマガエルも肉には毒がないので、皮を剥けば食べれるようですが、調理中に毒が付着する可能性もあるのでやめたほうがよいです。
しかも、小さいから肉があまりないです。
どうせ食べるなら、大きいアマガエルのほうが良いと思いますが、最初は少しずつ試した方が良いでしょう。

日本にいるカエルで毒があるのはどれ？

日本にいるカエルの種類と毒性の一覧は以下です。