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オオスナモグリとニホンスナモグリの違いは何?

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8万年前に絶滅したとされていたオオスナモグリが発見されました。
しかも、生きた状態での捕獲です。
発見の経緯、オオスナモグリの特徴に関して記述します。

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Q&A方式ですすめます。

Q.オオスナモグリが絶滅したと考えられていた理由
A.化石でしか見つかったことがなかったから。
関東から沖縄の78万年から8万年ほど前の地層で化石が見つかっていますが、生存している個体が確認されたことがなかったため、絶滅したと考えられていました。

Q.どこで発見されたの?
A.静岡と高知の干潟です。
また、2016年に高知県土佐市、2017に静岡県沼津市でオオスナモグリとよく似た生物4匹を捕獲しています。

Q.スナモグリはエビの仲間?
A.分類は節足動物門甲殻上綱軟甲綱(エビ綱)真軟綱亜綱(エビ亜綱)エビ上目十脚目異尾下目スナモグリ科スナモグリ属ということでエビの仲間です。
見た目はシャコに近いです。
ザリガニにも似てると思います。

Q.なぜオオスナモグリだと考えられるの?
A.ニホンスナモグリの1.5倍程度の大きさ、ハサミの形状が化石のオオスナモグリとよく似ているからです。
オオスナモグリとニホンスナモグリの大きな違いは大きさとハサミの形の特徴くらいしかないようです。

Q.本当にオオスナモグリ?
A.今の所、断定はされていません。
「オオスナモグリとみられる生物」「オオスナモグリの可能性が高い標本」だと報道されています。
新種の可能性もあるでしょう。

Q.大きなニホンスナモグリじゃないの?
A.DNAの配列がニホンスナモグリと異なることが確認されています。

Q.世紀の大発見と言われているけど、今まで絶滅種が発見されたことはないの?
A.あります。
以前、さかなクンが絶滅種と思われていたクニマスを70年ぶりに発見したことがあります。
他にもいろいろ、絶滅したと思われていた生物が発見されたことがありますが、それらのほとんどは絶滅以前に人類が確認したことがあるものです。
100年前は普通にいたよねっていうものが、絶滅したと思われていたけど再発見されたというパターンが大半です。
今回は、8万年前に絶滅したと考えられていて、化石でしか存在を確認できていなかった生物が発見された可能性があるということで世界中から大きな注目を集めています。
最近絶滅したと思われてたのがまだ残ってたというのとはレベルが違う発見なのです。

Q.発見の経緯は?
A.日本の研究者たちが発見した生物を新種として論文を発表
→ハンガリーの研究者が「日本でよく似た化石が見つかっているので調べたほうがよい」と指摘
→千葉県立中央博物館が分析し、オオスナモグリの可能性が高いと判断

Q.食べれる?
A.食べないほうが良いでしょう。
スナモグリを食べたという人の話によると、味は苦くて泥臭いとのことです。







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