新型コロナクルーズ船という不名誉な呼び方をされている横浜港に
停泊中のダイヤモンド・プリンセス号ですが、
船内の感染者がどんどん増えています。
この船内の感染者数は2月18日の時点で400人を超えており、
この人数を日本の感染者数としてカウントすれば、日本は世界第2位の感染国ということになります。
しかし、そのようなことはされず批判の的となっています。
クルーズ船内感染を日本感染者数にカウントしない合理的な理由
日本国内でも足りないマスクや防護服を地方自治体や国、
国会議員がこぞって中国に送っているという状況なので、
あまり信用できませんが、
クルーズ船内感染を日本感染者数にカウントしないことは、
小賢しいごまかしだという批判がある反面合理的な理由があると捉えることもできます。
まず、これは微妙ですがダイヤモンド・プリンセス号はイギリスの船だということです。
これに関しては屁理屈としか言いようがないので、除外します。
クルーズ船と日本国内の感染者数を分離して考えている合理的な理由は、
日本国内における感染者の広がり度合いの正確な把握に支障をきたすからだと考えられます。
一応、現状ではダイヤモンド・プリンセス号は完全に隔離されている状況である上に、
隔離されているせいで内部で蔓延してしまっているので、それを加算してしまうと、
本当の日本国内の被害状況がわからなくなってしまいます。
こちらはアメリカのジョンズ・ホプキンズ大学のシステム科学工学センター(CSSE)が公開している
新型コロナウイルスの感染者数リアルタイムマップです。
2月15日のキャプチャです。
世界2番目の感染者数はOthersとなっています。
こちらは2月18日のものです。
2番はDiamond Princessとなっています。
アメリカのジョンズ・ホプキンズ大学が日本政府に忖度するとも考えにくいので、
分けてカウントするほうが合理的だと判断したのでしょう。