客観的にベッドは足りないのか?医療崩壊は起きるのか?
推測できそうな発表されているデータを見てみました。
新型コロナウイルスで、自粛だとか営業中止だとか、
なぜこのような大騒ぎをしているのか?
毎日、テレビなどのニュースで感染者数を発表したり、
ある県で1人なくなると、会見を開いたり、以上としか思えないような報道の過熱ぶりです。
報道が加熱しているだけでなら、フェイクニュースの類いかなとも思えるのですが、
政府や地方自治体も同じように騒いでいるので、心配になってきました。
実査には、2020年4月20日時点で、コロナによる死者とされている人数は、161人です。
感染者数は10219人、患者数は6308人、217人と発表されています。
メディアでは、主に累計の感染者数と毎日の増加数を発表しているので、
煽っていることは間違いありません。
風邪でもインフルエンザでも、感染している人よりも、発症している人が少ないので、
通常は患者数が問題になります。
今回、新型コロナウイルスは指定感染症になっているので、感染が確認されたら、基本隔離ということになると思います。
そういう意味では、感染者数を報道しているというのは多少理解できる部分もあります。
入院している人の人数と、空ベッドの数の関係がコロナが発生していない場合に比べて、どの程度違うのかということがわからないと医療崩壊が起きそうなのかどうか、全く判断することができません。
本来、軽症者は、自宅療養すればよいのですが、入院させることが多くなるので、
医療崩壊が懸念されているのだと思います。
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現在、どの程度の人が入院しているのか、明確に発表されていませんが、
こちらの厚生労働省のページをみると、ある程度推測することができます。
症状有無確認中というのがよくわかりませんが、最終的に入院治療を要するもの等が全員入院するとしたら、
退院したものを差し引いた。
7000人程度が入院することになります。
軽症、中症者は、隔離するだけでよいのであれば、実際には入院する必要がありません。
「人工呼吸器又は集中治療室に入院しているもの」だけが、実質的に入院必須ということなら、
217人です。
他の数字は累計だと思いますが、「入院しているもの」とかいてあるので、こちらはリアルタイムの数字だと判断しました。
ただ、もしそうだとしたら、この票そのものが累計と現在の状況をごちゃまぜにした、
ひどいデータだと思います。
一応、多めにみても、217人が重症だということがわかります。
日本は他国に比べて、ICU(集中治療室)が少ないということが心配されています。
ということで、いくつあるのか調べてみました。
こちらのPDFファイルによると、全国のICUの合計は5896です。
217人が重症で、そのうち一部がICUに入っているということになるはずなので、
現時点では極端に困っているわけではないように思えます。
ただ、気になったのが、感染症病床数が1871ということです。
指定感染症ということで、指定病床に入院するしかないということなら、現時点でパンクです。
左端のピーク時患者数の部分は、何を根拠に検査しているのかわからないので無視しました。
下の方の説明がありますが、ピークのときに1日426482人が病院に来て1日225024人が入院して、
その内7557人が重症になるかもしれないと言いたいようです。
発症者①の説明が
という書き方になっています。
コロナかもしれないと思って病院に行く人のことを発症者と言っている時点で
納得できません。
4月の後半になって、全世界で1日5万から10万人の感染者数の増加となっているのに、
日本だけで1日20万人以上増えるようになるかもしれないという試算が謎です。
話がそれましたが、とにかく、厚生労働省が発表しているデータから推測できることは、
現時点では重症患者によりICUや人工呼吸器が足りなくなることよりも、軽症、中症患者を隔離するためにリソースが使われることで通常の医療に多大な影響がでるということでしょう。