タクシー運転手が医療従事者の乗車拒否をしたということで、批判されていました。
連日メディアで、コロナコロナコロナコロナ…と報道し、
政府が外出自粛要請しているので、タクシー運転手の方々は命の危険を感じているのでしょう。
テレビを見ていても、コロナ怖いよ気をつけてねというだけなので、
タクシーにコロナウイルス感染者が乗車する可能性があるのか計算してみます。
脅かすためではなく、少しでも冷静に見て安心してもらうために計算します。
まずは、濃厚接触する確率を計算します。
感染者を乗せた時点で濃厚接触となるということにします。
東洋経済オンラインのデータによると、現時点(2020/04/21)で判明している感染者数は10608名です。
平成30年の年間の輸送人数は約14億人です。
車両数は18万6000台くらいです。
1台あたり平均7526人輸送しています。
1日20人程度輸送していることになります。
1日分、20人乗せて感染者を乗せてしまう確率を計算してみます。
10000人のうち9999人が感染していないので、全体から感染していない人を20回連続で乗せる確率を引くと、
感染者を乗せてしまう確率がわかります。
1日働くと、0.2%の確率で感染者を乗せてしまうということがわかります。
10日働くと、1.98%の確率、
1ヶ月で5.82%の確率で感染者を乗せます。
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仮に医療従事者が、普通の人の5倍(実際にはそんなことないと思います。)だとして計算し直してみます。
10日働くと、9.5%
1ヶ月働くと、25.9%
このように濃厚接触者をのせてしまう確率もアップします。
メディアで毎日脅かされているので、感染者をのせてしまったら終わりだと思いこんでしまうのもむりもありません。
1日20人乗せる計算で、1ヶ月で少なくとも5.82%の確率で濃厚接触という状況になります。
1ヶ月で600人のせるだけで、この確率です。
ちなみに、大手コンビニチェーンの1店あたり1日の入店客数は800~1000人が平均です。
1日800人が来店するとしたら、
10日働くと、55.06%
1ヶ月働くと、90.93%
の確率でコンビニの店員は濃厚接触しています。
タクシーは密閉空間で、比較的長い時間、感染者と一緒にいることになるので、
単純には比較できませんが、感染者とであう確率はコンビニの店員の方がはるかに高いです。
感染力が異常に高く、濃厚接触したら即座に感染するとしたら、
タクシーに医療従事者を乗せるよりも、
途中でコンビニに寄る方が危険です。
ミスドやマックに行けば、いつもよりも混雑しています。
検査して感染者と判明するのは主に症状がでた人です。
最初の感染者が報告されてから2ヶ月以上経過しているのに、日本全国では1万人しか感染者が見つかっていないということは、感染力が低いのか、感染してもたいしたことないのかどちらかです。
4月21日時点で、重症者数231名、死亡者数223名です。
今の所、タクシーの運転手として働いていて交通事故にあう確率のほうがはるかに高い
です。
60代以上の方は、発症した場合の重症化率、死亡率が他の年代より高いです。
60歳未満で亡くなった方は9名です。
人口1億人の国で9名です。
ちなみに下の画像は2017年から2019年までの、月別のインフルエンザの死亡者数です。
新型コロナウイルスが弱毒性であるとか、普通のインフルエンザだと同じだとは言いませんが、
現在発表されている数字と下の図を見比べて、十分の予防措置をとって、安心して働いて生活を守って欲しいと思います。
(引用元:https://president.jp/articles/-/33053?page=2)
濃厚接触の定義がかわったようです。
上の計算には影響しないと思います。